CARMINA ラバーソールシリーズ

年々需要が高まっているラバーソール。

やはり日本の気候を考えると1足は持っていたいものです。

実用的でかっこいい、そんな使える一足がCARMINAから届きました。

ショートノーズなスクエアトウのこの木型はトレーディングポストでは久々に登場のRAIN（レイン）です。

実はこのRAINは本国スぺインやパリに構えるカルミーナ直営ショップでは最も人気のラストなのです。

言わば最もカルミーナのシルエットを堪能できるラストと言えるでしょう。

特にこのつま先が鋭角にカットされたチゼルトウが一番の特徴です。

サイドエッジと相まって非常に立体的に、そしてメリハリのついたシルエットです。

そして冒頭でも記載した肝心のソールはブランドロゴの入ったオリジナルソール。

このソールは実はスペイン・マヨルカ島の底材メーカーのものです。

同じマヨルカ島の経済を回すためのカルミーナなりの想いが窺えます。

RAINラストだとしてもカルミーナらしく小振りで丸みのあるヒールカップは健在。

レザーソールと比べて反りの悪いラバーソールですがカルミーナのフィット感を持ってすれば他のインポートメーカーのそれとは一線を画すでしょう。

お次はUチップです。

このUチップの最大の特徴はトウの部分の縫い割の長さです。

所謂スプリットトウ寄りのデザインですがRAINラストとの組み合わせで非常にエレガントな印象を与えます。

ジャケパンスタイルとも好相性な万能な一足となってくれるでしょう。

CARMINA　品番：922

最後は靴好きにはたまらないフルブローグです。

革靴の中でも最もゴテゴテしているデザインですがカルミーナのそれは非常にスマートな印象を与えてくれます。

上品で控えめなパーフォレーション（穴飾り）やメダリオンがそうさせているのでしょうか。

悪目立ちせずむしろ風格すら感じさせます。

それもやはりRAINラストとの組み合わせに起因していそうです。

このショートノーズが一役買っておりフルブローグなのにチャラチャラしているように見えませんね。

どこかクラシカルで正統派なドレスシューズと言えます。

しかしラバーソールの履き心地は備わっているため現代の靴好きビジネスマンの大きな戦力になってくれるはずです。

いかがでしたでしょうか。

撥水加工等はしていない上質なボックスカーフを使ったラバーソール。

天候を考慮せずいつでもあなたの足元を格上げしてくれることを約束します。