2019.02.13
京都店
気分上々・ウィークデイ ～377ブラザーズ編～
新たな週の始まりに
あるいは
気持ちを引き締め直したい週中に
おすすめしたい靴。
そんな「気分上々・ウィークデイ」連載企画、
前回は月曜日の朝にスイッチを入れてくれそうな、
ハッとするようなイタリア製プレーントウシューズを
ご紹介いたしました。
2回目となる今回ご紹介するのは、先発はもちろんの事
週中の連戦・中継ぎにぴったりのモデルたちです。
英国「Crockett & Jones」の
メインコレクションからピックアップ。
377ラストを使用した三兄弟、
ではさっそく。
まずは前回に引き続きプレーントウです。
ベーシックなモデル。
ビジネスシーンには欠かすことのできない、シンプルなデザイン。
シングルバックルタイプのモンクストラップシューズ。
CROCKETT&JONES 品番：6299 モデル名：SWINDON
- 素材： Hydro Calf
- 色：Black
- 底材：City Sole
- 製法：Goodyear
- ウィズ：E
- 価格：￥95,040（税込）
377ラストが描き出す、
端正で無駄のない顔つきの落ち着いたラウンドトウ。
ニュートラルな気分で仕事に集中できそうな気がします。
続いてこちら。
自分に気合を入れたい時のストレートチップ。
同じく 377ラストを使用し、クラシックな印象です。
内面に秘められた充実感みなぎる雰囲気。
「分かりやすい派手さ」が ないところが
奥行や 深みを感じさせます。
CROCKETT&JONES 品番：6265 モデル名：DORSET 2
- 素材： Hydro Calf
- 色：Black
- 底材：City Sole
- 製法：Goodyear
- ウィズ：E
- 価格：￥85,320（税込）
安定感・信頼感にもつながる大事な部分ですね。
ちなみにこの 377ラスト、
一見すると昔からあるようなベーシックなラウンドトウ
なのですが、
Crockett & Jones における木型の系譜上では
お目見えが約2年前ということで、比較的新しく
今日的な設計思想に基づいて開発された木型です。
オールドスタイルのラウンドトウ・ラストは
足型との相性により全体的なフィット感を得にくい場合、
やむなくレングスサイズを下げて合わせると
歩行時に足指の先や側面、踵への負荷が強まり
靴の中で足が緊張した状態になる事がありますが、
この377ラストではいくつかの工夫を盛り込んでいます。
「内振り設計」。
つま先を内側（親指側）に向けてカーブさせることにより
親指側の圧迫感軽減につながるといわれる形状で
それ自体は377以前からある考え方なのですが、
これに加えて377ラストでは十分な捨て寸をとり、
さらには踵側を従来の木型よりも
比較的小さくシェイプすることで
適度なレングスとフィットを両立できるようにしています。
ノーズ自体は長くなっているのに、
いわゆるロングノーズの見え方ではない。
クラシックなバランスを保ったまま、
履き心地の向上を図るという考えです。
クラシック回帰傾向が顕著な昨今のスタイリングに好相性の
ネオ・クラシックなラウンドトウではないでしょうか。
特にこちらの セミブローグ。
オールドファンも安心のバランス感。
また、今のトレンド目線でも鮮度の高さを感じさせてくれます。
内振り設計がもたらすアシンメトリックな形状。
ちょうど良い大きさのトウキャップ。
「イギリスの靴」という言葉から連想する、
ひとつの典型デザインではないでしょうか。
CROCKETT&JONES 品番：6404 モデル名：YEOVIL
- 素材： Hydro Calf
- 色：Black
- 底材：City Sole
- 製法：Goodyear
- ウィズ：E
- 価格：￥85,320（税込）
日常的に使用する靴であれば、
何事にも、どんな気持ちにも対応できるよう
まずはベーシックであること。
これ大事ですよね。
そして
「HYDRO CALF」撥水レザーのアッパーに
「CITY SOLE」ラバーソールの底周り。
完全防水ではないものの、
全天候型という優れた実用性も付与。
全方位 隙をみせないウィークデイ仕様。
いかがでしたでしょうか？
Crockett & Jones メイン・コレクションの
ネオ・クラシカルな 377ブラザーズ、
気分上々で行きたいローテーションにおすすめです！
