京都店

カジュアルアップの到達点

BLOGをご覧の皆様、こんにちは。

日中の陽射しも強くなり、初夏を感じさせる陽気となってまいりました。

 

さて、本日はタイトルにあります「カジュアルアップ」についてのお話を少し。

二年ほど前に京都店BLOGにて「ドレスダウン」についてお話させて頂きました。

(詳しくはこちらの記事をご覧下さいませ→京都店BLOG「ドレスダウンの着地点」

 

二年前は、新型コロナによる今のこの事態など想像もできませんでした。

当時は、「如何にトラッドなアイテムを着崩して遊びを持たせるか、その場合の足元はどれが最適か」を日々考え、毎日の足元とファッションを楽しんでおりました。

その際に重視していたのは、崩したスタイルとは言え「ドレスの範疇」に収めるということでした。

 

しかし、現在。

ドレスという言葉の意味合いが、より広義に解釈されるようになったと感じています。

筆者自身、洋服のサイジングもワンサイズ上がり、体のラインが強調されないゆったりとしたフィットを求めるようになり、衣に関する生活様式が一変しました。

 

自分の中で以前までは、フォーマル・ドレスを土台として、ある程度の線引きやルールの中でほんのりとカジュアルなニュアンスに「変換」していく「ドレスダウン」の意識が強かったのですが、現在は、カジュアルな立ち位置からドレスの要素を「付け足し」ていく「カジュアルアップ」へと意識が変化してまいりました。

「ドレスダウン」と「カジュアルアップ」、この二つは非常に似ているように思われますが、スタート地点・着地地点・到達地点が異なり、結果として似て非なるものとなります。

 

 

こうなってきたことで、毎日の靴選びにも変化が出てまいりました。

個人的に以前まではドレスダウンを念頭に、ドレススタイルのハズシの要素としてボリュームのある靴を選ぶ機会が多かったのですが、今の気分としてはカジュアルな装いに対し、足元はかっちりしたドレスの要素を演出する事でカジュアルアップしたいところ。

先シーズン以来、ドレスシューズのカジュアル使いを推奨しているのもこの理由からです。

ボリュームのある靴はカジュアルスタイルとの親和性も高く、一つの最適解なのですが、もう少し華奢でドレッシーな雰囲気のカジュアル靴も手持ちのラインナップに加えておきたいというのが本音。

 

そんな折、トレーディングポストオリジナルから今の気分に合致する、今シーズン非常にお勧めのお品が入荷しておりますので、ご案内させて頂きます。

 

トレーディングポスト創世記に販売していたショートノーズ・クラシックスタイルを踏襲した新シリーズ『ヘリテージコレクション』。

原点回帰でありながらも、フィッティングは近代的にアップデート。

 

 

木型・ロングカウンター・ライニング・トップリフト、見えないところにまでトレーディングポストの想い・拘りを詰め込み完成されたこちらのモデル。

話し出すと止まらない程こだわりが詰め込まれているのですが、既にTOPICSのコーナーにて語られていますので、今日のところは割愛させて頂きます。

(仕様に関する詳しいご説明はこちらの記事をご覧下さいませ→TOPICS「Trading Post original Heritage collection新登場」

 

フィッティングに拘ったこちらのヘリテージコレクション、指周りのストレスはなく、且つ踏まずから踵にかけての後半部分がしっかりと固定されますので、ストレスなくガシガシ歩けるタフな靴として、生活における道具としての役割を十二分に担ってくれる心強い味方となってくれるでしょう。

そしてデザイン面においては、非常に使いやすい・様々なスタイリングに親和性の高いベーシックなデザインとなっております。

 

 

本日は、この靴の更なる魅力を違った角度からご紹介。

「クラシカルなアメリカントラッドを想起させるショートノーズな外羽根プレーントウ。」

言葉だけ聞くと、ボリューム感のある野暮ったいイメージが先行しますが、一般的なアメリカントラッドなシューズと比較した場合、ボリューム感は抑えめ。

これはフィッティングを重視した木型設計により、足なりに成形されている事で得られる恩恵。

 

加えて底周りはぐるりとストームウエルトでボリューム感を想起させるのですが、シングルソールにした事により見た目はスッキリ。

 

また今の気分にさらにマッチしている部分はそのつま先、トウ部分のボリューム感。丸みのあるラウンドトウではあるのですが、先端のボリューム(高さ)をやや削げ落とし、立体的な丸さを抑えた事で仄かにドレスの空気を纏う事に成功しています。

これが個人的に今の気分を感じさせる最大のポイント。

 

CTPTHOMPSON001(手前)、一般的なアメリカントラッドなシューズ(奥)

アメリカントラッドなシューズの場合、トウ部分の高さを加味した立体的な丸さを出す事で、カジュアルな印象が強くなります。微妙な違いですが、足元に収まった際の印象は大きく変わってきます。

 

このシルエットに加え、高級感を感じさせる革の光沢によるその表情。

これによりカジュアル靴でありながら、絶妙にドレスのニュアンスを演出してくれます。

 

 

カジュアルなデザインでありながら「ドレスの空気を纏うこと」に成功したのは、履き心地の良さとフィット感を追求した事や使用する部材や副資材に妥協しなかった事、つまり「歩く為の道具」としての役割を追求した事によって生まれたのです。

 

 

カジュアルな装いの足元で、控えめな存在感ながらもしっかりと且つ違和感なくドレスの空気感をも演出してくれます。

 

 

カジュアルスタイルの足元に革靴が収まる事で全体の雰囲気が一変しますが、ドレッシーな靴が収まればさらに個性が際立ちます。

夏になれば、シンプルにTシャツ・デニムを合わせるだけで個性を感じさせるスタイリングに仕上がりますね。

勿論カジュアル使いだけに留まらず、お仕事でもご着用頂ける面構え。

 

 

早い方は、「カジュアルスタイルに革靴」の重要性に気付き実践している事でしょう。

「革靴」といっても少し前のあの感じに戻る事ではなく、今の気分を反映する為の前進。

休みの日の脱スニーカー。

 

カジュアルアップの気運は確実に高まってきています。

皆様のお問い合わせ、ご来店お待ちしております。

 


Trading Post Original モデル名:THOMPSON


  • 素材:Calf
  • 色:Black
  • 底材:Single Leather
  • 製法:Goodyear
  • 木型:T84
  • 価格:¥52,800(税込)


Trading Post Original モデル名:THOMPSON


  • 素材:Calf
  • 色:Bordeaux
  • 底材:Single Leather
  • 製法:Goodyear
  • 木型:T84
  • 価格:¥52,800(税込)

 

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