トリッカーズ10年経ったら・・・ – Trading Post 良い革靴が見つかるセレクトショップ

渋谷店

トリッカーズ10年経ったら・・・

皆様こんにちは。ラギットストア渋谷店の一戸です。

秋と言えばトリッカーズのカントリーブーツの季節ですよね。

今回はカントリーブーツの新品とスタッフ私物を比較し、色ごとにエイジングの違いをご紹介致します!

 

【ACORN】


Tricker’s 品番:M2508 モデル名:MALTON


  • 素材:Antique Calf
  • 色:Acorn
  • 底材:Dainite(Double)
  • 製法:Goodyear
  • ウィズ:5
  • 価格:¥104,500(税込)

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トリッカーズのカントリーブーツと言えばこのACORNカラーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

ACRONは直訳すると『どんぐり』という意味なので秋に履きたくなるというのもうなずけます。

この色はパーフォレーションやギンピングなどのディテールが一番わかりやすく表現されている印象を受けます。

さて、10年履くとどのような経年変化が起こるのでしょうか・・・

 

【10年着用】

 

全体的に革が柔らかくなっており履き口周りも含めて足当たりは優しいです。

つま先周辺以外は新品の状態よりも色味が薄く変化しています。

メンテナンス次第でACORNカラーをキープする事も濃くする事も履く方の意向に沿って経年変化を楽しめます。

シルエットにフォーカスして見てみましょう!

 

【新品】

【10年着用】

 

新品の状態のつま先は丸くボリュームのあるシルエットですが、10年着用すると履きじわが入り反り返りがついてますね。

この靴の持ち主は私の先輩ですが、つま先周辺はダークブラウン、ミディアムブラウン等のACORNよりも濃い色のクリームで仕上げて、それ以外の箇所はアニリンカーフクリームでメンテナンスをしていたとの事です。

アニリンカーフクリームはシミになりやすい革靴や色落ちしやすい革靴に適した保湿クリームです。

潤いと柔軟性を与えて乾燥やひび割れから保護する役割があります。無色の為、色のトーンが少し薄くなっていったのだと考えられます。

 

【コーディネート】

 

この靴のオーナーに登場していただきました。(私の先輩です)

秋晴れの清々しい午前中に撮影をしたので光の加減で実物より色味が明るく映って見えます。(すいません。。。)

屋内で見るともう少し色のトーンが薄い印象です。

実物は店内に飾ってあるのでお時間よろしければご確認の為にご来店いただけると幸いです。(笑)

ACORNはカーキ色と相性抜群ですね。全体的に淡い色でコーディネートすると足元だけ浮かずにバランスが取れると思います。

 

 

【BLACK】


Tricker’s 品番:M2508 モデル名:MALTON


  • 素材:Box Calf
  • 色:Black
  • 底材:Dainite(Double)
  • 製法:Goodyear
  • ウィズ:5
  • 価格:¥104,500(税込)

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さて、お次は近年人気上昇中のBLACKをご紹介致します。

黒のブーツという事でコーディネートのしやすさから支持を集めているのではないでしょうか。

オンオフ兼用で履きたい(オンといってもスーツではなくジャケパンがメインの方)という目的の方も多いです。

さて、こちらも10年着用した変化を覗いてみましょう!

 

【10年着用】

 

ACORNと比べるとBLACKの外観はあまり変わり映えしていないですが革自体は非常に柔らかくなっており足馴染み抜群といった所でしょうか。

茶系の同モデルと比べると黒は重厚感が一層際立ちますね。

普段見慣れているウィングチップのドレスシューズと比べると穴飾りが少し大きい分迫力があります。

こちらもつま先周辺をアップで見てみましょう!

 

【新品】

【10年着用】

 

ACORN同様に反り返りによってシルエットに変化がありますね。

こちらも先輩の私物です。同じくらいの時期に3足購入されたそうです。

このBLACKはACORN程つま先のシルエットが変わっていないので話を聞くとACORNやMARRONにくらべて履く頻度はそんなに多くなかったとの事。

微妙な違いですがつま先のシルエットひとつでその靴の歴史を感じられるというのはトリッカーズならではという気がします。

メンテナンスに関しては特に変わったことはせず月に1回の通常のお手入れでここまで育ててきたそうです。

 

【コーディネート】

 

先輩にお借りして履いてみました。

フットボールシャツにGジャンそしてワイドパンツをロールアップして靴全体が見えるように合わせてみました。

トリッカーズに限らずレースアップのブーツは紐をギュッと結ぶと靴の輪郭がはっきりするのでカッコイイですよね。

カントリーブーツの起源は明確ではありませんが、1800年代に誕生し貴族や上流階級の人々がアウトドア、狩猟等で履けるような機能的且つ見栄えのするブーツを求めてできたと言われています。

もちろん私は貴族でも上流階級でもないですがどこかにリンクする小物を差し込んで自分なりにバランスを取っています。

この場合はラビットファーの帽子をハンティング繋がりという事で着用し落としどころとしました。(笑)

でも実は難しく考えすぎず色落ちしたデニムのセットアップにトリッカーズが一番カッコイイ合わせだと個人的には思っています。

 

 

【MARRON】


Tricker’s 品番:M2508 モデル名:MALTON


  • 素材:Antique Calf
  • 色:Marron
  • 底材:Dainite(Double)
  • 製法:Goodyear
  • ウィズ:5
  • 価格:¥104,500(税込)

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さて、最後はMARRONカラー。直訳すると『栗』ですね。

『どんぐり』に続き『栗』ときたら秋はカントリーブーツ履くしかないですね。(笑)

ACORNを買おうと心に決めてご来店いただきMARRONをお買い上げいただく場面に何度か立ち会わせていただいた経験があります。

そのくらい実物はカッコイイです。(その逆パターンもしかりですが)

以前の京都店のブログでもスタッフ私物を公開していますがオーナーによって育て方に特徴があるように思います。

京都店スタッフの私物はバーガンディーやネイビー等の様々なクリームをその時の気分で使い年月を重ねて今に至ったようです。

少し赤みが効いた茶色といった感じで非常にカッコイイです!

私の先輩の10年選手も見てみましょう!

 

【10年着用】

 

全体的にクタっとした革の表情になり黒に比べて茶系の方が分かり易い経年変化が見て取れます。

この靴に関してのメンテナンスはチェスナット等の比較的色味が近いクリームで仕上げているとの事です。

このようにMARRONの色味をキープしながらエイジングを楽しむことも十分可能です。

 

【新品】

【10年着用】

 

やはりつま先の印象が新品と比べると大きく違いますね。

トリッカーズのカントリーブーツは防水や粉塵除けの役割を担うストームウェルトという仕様で作成されています。

ソールとアッパーの間にぼこっと盛り上がりを設けて靴の中への侵入を防ぐという事ですね。

これがあることでトリッカーズの大きな特徴である外観のボリューム感も演出しています。

 

 

【コーディネート】

 

コーディネートの写真は何枚か撮るのですが一番笑顔のものを採用させていただきました。(笑)

少し長めのデニムジャケットで大人っぽい着こなしです。短めのコートといった所でしょうか。

このデニムジャケットは私のものでしたが先輩のヴィンテージスニーカーとトレードしました。

物々交換・・・まさにトレーディングポストを体現しながら働いております!

 

リスペクトする先輩の貴重な10年物のトリッカーズお借りして経年変化をレポートしました。

廃れる事のない永遠の定番品なので次の10年も楽しみですね!

皆様のご来店心よりお待ちしております。

 

 

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