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Soffice&Solidの魅力~モダンでクラシックなデザインと柔らかい履き心地~

日本靴業界の重鎮ユニオン・ロイヤルとトレーディングポストのコラボレーションにより2003年にスタートしたドメスティック・ブランド。

使用しているキメ細かい上質なアッパー素材と包み込むような柔らかい履き心地が魅力で、木型の設計からデザインまですべてに拘り完成された、時代性と普遍性という対極の特徴を併せ持つ独自のスタイルが人気のブランド。

 

 

今回のトピックスでは、そんなソフィス&ソリッドの人気の理由を解説していきます。

まずは一昨年に新たな変貌を遂げた木型S66についてご紹介いたします。

 

 

【既成靴とは思えぬ足型に沿った立体的木型S66】

 

一昨年にリニューアルした木型S66、今までよりも若干短く設計されたスクエアトゥは、よりエッジの効いたスタイリッシュな印象に。

横から見るとチゼル気味となっており、雅やかな印象が強くエレガントでありながらも足元に存在感を与えてくれるシルエットです。

 

 

また一見シャープな形に見えるS66ですが、後方屈曲木型を採用する事で小指の当たりにくい設計となっています。

元々、足は骨格上踵が内側(親指側)に屈曲しており、特に日本人は踵の屈曲が顕著であると言われています。

そこに目を付けて生まれたのが、この後方屈曲木型。

 

 


左:従来の木型      右:後方屈曲木型


左:従来の木型は、踵~爪先のラインが同一線上に設計されていることから、内側に向いている踵を無理やりまっすぐ靴に押し込むような形となっており、結果足が外側に向きます。

その為に足の外側、特に小指の周辺が当たってしまいます。

次に右:後方屈曲木型は、踵から甲へのラインと甲から爪先へのラインを別々に設定した設計に。

こうすることで足は本来の形で靴の中にに収まり、小指の当たりが軽減され、さらに土踏まずから踵にかけてのホールド感が高くなります。

 

 

【柔軟性と堅牢さを兼ね備えたボロネーゼ式グッドイヤーウェルト製法】

 

続いては、同ブランド最大の特徴である包み込むような柔らかい履き心地について。

その履き心地の秘密は、特殊なボロネーゼ式グッドイヤーウェルト製法にあります。

上の画像のように袋仕立てにしているボロネーゼ式の中底にすくい縫いを施した後、グッドイヤーウェルト製法と同様に出し縫いをかけた作りに。

基本的な構造はイギリス靴に使われる事の多いグッドイヤーウェルト製法と同じで、オールソールなどの修理がしやすい作りとなっています。

ただしグッドイヤーウェルト製法の靴は耐久性には優れているももの、履き始めの堅さや重たさが欠点となります。

そこでイタリア靴に使われることの多い軽くて抜群の返りの良さが魅力のボロネーゼ製法を取り入れる事で、それぞれの製法の長所を生かした柔らかさと強さを併せ持つ製法となっています。

この製法を作れるメーカーは世界でもわずか数社と言う、高い技術を要する非常に難しい製法。

ちなみにソフィス&ソリッドと言うブランド名も、この製法の特徴【Soffice(伊):柔軟な/しなやかな】【Solid(英):堅牢な/しっかりした】から付けられています。

 

 

また今シリーズより中物にスポンジ+コルクを使用し、加えて牛革のフルソックシートに変更されて足当たりをより柔らかく改良。

ボロネーゼ式グッドイヤーウェルト製法の特徴でもある柔軟性が向上しており、高級感もアップしています。

 

 

【上質なフランス・アノネイ社のカーフを採用】

さらに素材も拘っています。

アッパーには、数多くの高級靴メーカーが使用しているフランス・アノネイ社のカーフを採用。

表面のキメの細かさだけでなく素材自体がしなやかで馴染みも良いので、一度足を入れるとボロネーゼ式グッドイヤーウェルト製法との相性の良さを実感できます。

またS66のような複雑な形状をした木型の場合、アッパー素材の柔軟性がないとうまく木型に添わせることができません。

見た目だけでなく、この履き心地を実現するためにも上質な革素材は欠かせない要素なのです。

 

 

更なる高みを目指し進化した木型を使用し、包み込むような柔らかい履き心地や上質できめ細かな素材など至るところにまで拘り、さらには一見分かりづらいがよく見ると独特なパターンメイキングなど、デザイン性にも優れた仕上がりとなっています。

続いては、現行モデルのラインナップをご紹介します。

 


Soffice & Solid 品番:S801


  • 素材:Calf
  • 色:Noir(Black)
  • 底材:Single Leather
  • 製法:Bolognese Goodyear
  • 価格:¥59,400(税込)

時代性と普遍性という対極の特徴を併せ持った独自のスタイルを貫く同ブランドらしく、気品漂うシルエットでありながらスワンネックなどクラシックな意匠を織り交ぜています。

紳士靴の中では定番的デザインでもあるストレートチップですが、その中にも随所にソフィス&ソリッドの魅力が表現された他ブランドと一線を画すモデルです。

 


Soffice & Solid 品番:S803


  • 素材:Calf
  • 色:Noir(Black)、2354(Burgundy)
  • 底材:Single Leather
  • 製法:Bolognese Goodyear
  • 価格:¥59,400(税込)

 


Soffice & Solid 品番:S803


  • 素材:Suede
  • 色:Noir(Black)
  • 底材:Single Leather
  • 製法:Bolognese Goodyear
  • 価格:¥59,400(税込)

ストラップが靴の後方に向けてサイドに配置されたダブルモンクストラップは、バックル同士の間隔が狭いことでよりエレガントな印象が強い仕上がりに。

ラストS66の特徴的なトゥラインを最大限に活かすプレーントゥは、ダブルモンクストラップだと少し珍しいデザイン。

 


Soffice & Solid 品番:S804


  • 素材:Calf
  • 色:Noir(Black)、2444(Dark Brown)
  • 底材:Single Leather
  • 製法:Bolognese Goodyear
  • 価格:¥59,400(税込)

控えめな親子穴のパーフォレーションが施されたパンチドキャップトゥは、ピンキングも非常に細かく裁断するなど細部への拘りが詰まっています。

羽根の部分はアデレードと呼ばれる竪琴型で、一般的にはこの部分にもパーフォレーションが入ることが多いのですが、敢えてそれを省きキャップ部分同様にピンキングを。

さらにアデレードの角部分を尖らせているのも特徴的です。

 


Soffice & Solid 品番:S805


  • 素材:Calf
  • 色:Noir(Black)
  • 底材:Single Leather
  • 製法:Bolognese Goodyear
  • 価格:¥59,400(税込)

その飾り気のないシンプルな佇まいが高い人気を誇るホールカット。

シンプルであるが故にディテール一つで印象が変わってしまう為にタン部分の向きなど非常に細かい所にも拘り、試行錯誤の末に出来あがった渾身の一足。

 


Soffice & Solid 品番:S806


  • 素材:Calf
  • 色:Noir(Black)
  • 底材:Single Leather
  • 製法:Bolognese Goodyear
  • 価格:¥59,400(税込)

ビスポークシューズを彷彿とさせるイミテーションレースを施したサイドエラスティック。

全体にパーフォレーションをあしらうことで重厚感を出しつつも、革パーツを重ねるのではなくステッチでウィングチップを表現したり、パーフォレーションは控えめなサイズの穴を組み合わせているので、上品な印象も併せ持っています。

 


Soffice & Solid 品番:TP35


  • 素材:Patena
  • 色:Noir(Black)
  • 底材:Single Leather
  • 製法:Bolognese Goodyear
  • 価格:¥93,500(税込)

日本を代表するシューズカラーリスト藤澤宣彰氏によるパティーヌ仕上げを施したサイドレース。

アッパーにはワインハイマーのボックスカーフを贅沢に使用するだけでなく、職人の高い技術を要するシームレスバックやレベルソなどを随所に織り交ぜた魅力の詰まったアニバーサリーモデル。

 

 

またソフィス&ソリッドでは、常時パターンオーダーを受注可能(アップチャージ有)。

素材やソールの変更だけでなく、アンティーク仕上げの濃淡の指定など自分好みの一足をお作りいただけます。

詳しくは、各店舗のスタッフまでお問い合わせください。

 

 

製法・素材・木型・デザインなど、すべてに拘りぬいた末にできあがった一足、ソフィス&ソリッド。

皆様、どうぞご堪能くださいませ。

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