FUTURE

Trading Post × セントラル靴 #4

私達のこだわりと、職人の知恵のぶつかり合いによって、
世界の銘靴を取り扱う中で私達が得たものを、
Trading Post Originalにフィードバックしたい。

私達のこだわりと、職人の知恵のぶつかり合いによって、
この度[セントラル靴]製、『Trading Post Original』に新シリーズが登場致します。

 

前回の記事は、こちらからご覧ください。
#1 工房の訪問と、皆様へのお知らせ。
#2 ゼロから作成した木型
#3 デザインをご紹介致します

 

その中でのキーワードが、
「グッドイヤーウェルテッド製法」・「英国調クラシック・エレガンス」。
そして、「現代に映えるトラディション」です。
使い勝手がよく頑丈で
所有すること自体が喜びとなるほど恰好よく
時を経ても親しみやすい

そんな靴を作る事が、私たちが自身に課したミッションとなりました。

 

 

前回、当NEWSに初めて掲載させて頂きました新靴、[1601]と[1602]。

 

Trading Post Original 品番:1601

  • 素材:Calf
  • 色:Black
  • 底材:Single leather
  • 製法:Goodyear
  • 価格:¥49,680
  • [ダークブラウンも展開]

Trading Post Original 品番:1602

  • 素材:Calf
  • 色:Drak Brown
  • 底材:Single leather
  • 製法:Goodyear
  • 価格:¥49,680
  • [ブラックも展開]

今回は、新靴をもう少し深くご紹介させて頂きます。

アッパーの革(レザー)は、その靴のスペックの多くを語ります。
そしてその靴の雰囲気を作り、経年の変化に富む、
革靴を作る上で最重要項目の一つであります。

 

今回の新靴には、アッパーに国産の革を使用しています。
国内の名タンナー、姫路レザーのカーフを用いたアッパーには、国産ならではの安心感と
長期の使用に耐える心強さがあります。
履きこむ事で、渋みの効いた顔に育っていく事でしょう。

個人的な心情としては、国産の靴を履くうえで
アッパーの革まで国産であるという部分は、履く時の心持ちに良く働いてくれる気がします。
履き味、デザインだけでなく、エイジングやメンテナンスまで十分に楽しむ価値があるでしょう。

アッパーの革と同様、妥協することの許されないピースである底材
靴が地面の上を歩く為の道具である以上、その機能を果たす為の重要な素材です。
今回の新作には、既存シリーズと同じ底材を採用しています。
しかし、手に取って曲げると以前より明らかに柔らかい。
しなやかで屈曲性が高い事がわかりました。

 

揉み込んだ底材を採用しているんです。
機械で全体的に揉みこむこともできるのですが、
革の繊維はそんなに単純に結束されていませんから
それでは均一な柔らかさは得られません。
感覚と経験に頼って、職人が手で揉み込みます。ある意味不均一ですね(笑)

 

分かりやすく話してくれた、セントラル靴の職人さん。
アッパーとソールは、オモテとウラ
オモテに手を抜く訳がないのですが、目に映らないウラの部分にも
ひとしおの思いを込めるところが、日本のヒト浅草の職人
この惜しまぬ一手間が、今さら使い古された表現にはなりますが、
革靴産業ならではのわびさびの心であったり、職人芸なのでしょう。

 

 

中底とアウトソールの間に詰めるコルクにも、「セントラル靴」の思いやりが。
底材が良くしなるよう、前半分に切れ目を入れるという一手間が盛り込まれています。
[1ミリの差]を突き詰めた。」というシートの厚みは、
完成時の底面の美しさや履き心地に影響を与えます。

実は「66ラスト」の踵側は、内側・外側で高さを変えています。
そしてそれに伴い、内側・外側のヒールの高さを別に設定するという、
非常に手の込んだ作りをお願い致しました。

 

↑わかりづらいですが、ヒールの内外で積み上げの高さが異なっている。

 

歩行動作の体重移動に対して素直な形状に設定したことが、
歩行のしやすさと、フィット感の向上に一役買っています。
これは、私たちが取り扱う中でも極僅かなメイカーにしか採用されていない、
既成靴にはあまり盛り込まれないアイディア。

もはや企業秘密級の拘りでありますが、
お客様にとって、より良い靴選びの為に…… と、公表する許可を頂きました。

セントラル靴」の情に溢れる計らい。
漠然とまとまっていた、浅草、職人、人情というそれぞれのフレーズが、
ひとつにリンクする瞬間でした。

職人さんとの打ち合わせ  青山本店:村井店長

 

トレーディング(ポスト)はよぉ、木型全然決まんねえからなぁ。
それじゃあ流行に置いてかれちまうぞ?笑」
これは、実際の「セントラル靴」中澤専務の言葉。

完成した靴を前に談話をする最中、突然飛んできたこの言葉に、
私たちがどれほどの拘りを持って「セントラル靴」へ駆け込んだのか。
彼らがそれを、どれほど良く理解し、噛み砕き、
どれほどの技術を駆使して実現してくれたのか。
改めて思い知らされました。

そんな多少の意地悪を言いつつも
「君はこの靴をどう思う?」、「甲のフィッティングはどうだ?」、「踵は抜けずらいだろ?」
と、畳み掛けるように質問を投げかけてくる中澤専務。
数え切れないほどの靴を見てきた氏が、
ニンマリと笑い、その自信を垣間見せている姿が印象的でした。

30年間をかけて蓄積した経験、知恵を駆使して出来上がった
新たなTrading Post Originalは
自信を持って皆様にお奨めできる靴に仕上がりました。

とは言え、お客様のお声を基に製作に取り掛かったこの靴は、
お客様に履いて頂き、ご納得頂く事ができて初めて意味があるものになります。

この靴を履いてくださるお客様のお声が聞けるのを、
全店スタッフ一同、楽しみにしております。
是非、トレーディングポスト各店にてお試しください。
Trading Post

 

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