Trading Post

工場見学に行ってきました~折田商会編~

皆さん、こんにちは。

前回は、トレーディングポスト・オリジナルを手掛けているセントラル靴の様子を掲載しましたが、ご覧いただけましたでしょうか?

今回は工場見学企画第二弾として、トレーディングポストの靴修理を請け負っている折田商会をご紹介します。

※工場見学企画第一弾は、コチラをご覧ください。

 

 


~折田商会~

手作業による高度な技術に定評のあるリペア専門工場、折田商会。

一足一足をお客様の大切なパートナーと捉えて、丁寧に修理を行うだけでなく出来る限りお客様のご要望に沿う事を第一に考えています。

その仕上がりは靴好きを唸らせるに十分すぎる出来栄えで、トレーディングポストではさまざまなメーカーの革靴(トレーディングポストで販売していないメーカーも!)を多くのお客様から日々お預かりしています。

有名ファッションブランドの修理もこなし、クロケット&ジョーンズやトリッカーズの工場に足を運ぶほど研究熱心な1945年創業の老舗修理工場。

写真右が3代目の折田正之さん、写真左がトレーディングポストの修理担当の菊池さんです。


そんな折田商会で、今回はオールソールの修理工程を拝見しました。

修理するのは、グッドイヤーウェルト製法のクロケット&ジョーンズです。

初めは、アウトソールを取り外す作業になります。

なかなか普段はソールを外していく過程を見る事がなかったので、非常に興味深い作業工程でした。

まずはヒールを外していき、内側から固定している釘を抜いていきます。

その際に釘の周りを熱で温めて、抜きやすくしていきます。

他社では古い釘を抜かずに切って処理しているところもあるようですが、釘を抜かずにしておくと古い釘が出てきてしまう事があるようです。

地味な作業ではありますが、重要な工程の一つとなります。

 

続いて出し縫いを切断していきます。

アウトソール側からグラインダーで縫い糸を削って切っていき、ここでようやくソールが外れます。

そして、切って残った出し縫いの糸を手で丁寧に抜いていくのですが、出し縫いの糸に松脂が付いるものが取りにくかったり、中にはリブを縫っているすくい縫いの糸と絡まっているものもあるようです。

 

折田商会では、オリジナルに一番近い状態でお客様の元へ返却する事を意識しており、コルクも基本的にはそのまま使用しています。

その後、ソールにバフを掛け圧着をしていき、ソール周りの余分な部分をカットしていきます。

この時に、ウェルトをあまり削り過ぎないように注意して行っていきます。

 

次に、圧着したアウトソールに出し縫いをかける部分の溝を先に作っていきます。

そして、出し縫いのピッチの細かさを決めて、縫い始めていきます。

ズレも無く綺麗に掘られた溝や出し縫いの工程を見せもらうと、長年の経験で培われた技術の高さを感じる事が出来ました。

 

コバを削って仕上げた後にヒールを取り付け、釘を打って固定します。

最後にヒールにも色を入れて、刻印をしたら完成となります。

靴のメーカーや製法によって様々ですが、一足でおおよそ1~2時間程かかるとの事。

今回のオールソール交換で綺麗に仕上がった靴を見ると、店頭で受け取る際のお客様の喜ぶ顔が目に浮かびます。

折田商会の靴修理に込められた拘りは、靴の事を知り尽くしているからこそできるもの。

今後も大切なパートナーを修理やメンテナンスをして大事に履き続けていきたいと、改めて感じました。

 

最後に、こちらは部材部屋の一角です。

非常に多くの部材が常備されていて驚きました。

トリッカーズのヒールなどの一部は、イギリスから別注で用意している程、部材にも拘っています。

この部屋を見ると、“出来る限りお客様の要望に応えていきたい”という折田商会の強い想いを感じる事が出来ました。

皆さんも修理でお困りの際は、是非トレーディングポストにご相談ください。

スタッフ一同、ご来店をお待ちしております。

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