ドレスダウンの着地点 – Trading Post 良い革靴が見つかるセレクトショップ

京都店

ドレスダウンの着地点

BLOGをご覧の皆さま、こんにちは。
京都店の片岡です。

 

いよいよ春のような暖かさ。
そろそろ厚手のコートも衣替えの時期が近づいてまいりました。
京都店スタッフも春のお買い物気分が高まっております。

 

さて、本日はタイトルにもありますように、
「ドレスダウン」のお話を少し。

 

春夏の靴選び、特にビジネスシューズとしてお探しの場合、
普段のスーツ用としてベーシックなデザインの物はもちろんですが、
じきにやってくる夏のクールビズを念頭においた靴をお探しの方も多く見受けられます。

 

普段のスーツスタイルを少し崩す「クールビズ」、
これは、カジュアルなスタイルにドレスの要素を付け加えていく「カジュアルアップ」とは異なり、
フォーマルやドレスを土台とし、ほんのりカジュアルなニュアンスに変換していく「ドレスダウン」にあたります。

この二つは非常に似ていますが、微妙な違いがございます。

 

カジュアルの視点からドレス寄りな靴を選ぶというよりも、
ドレスを土台とした視点からどこまでカジュアルな「遊び」を持たせるかがポイントとなります。

 

 

では、ここまでを踏まえた上で京都店の一押しの商品をご紹介させて頂きます。

 


CARMINA  品番:80443


  • 素材:Vegano(左)/  Box Calf(右)
  • 色:Marron(左)/  Negro(右)
  • 底材:Double Leather
  • 製法:Goodyear
  • 価格:¥74,520(税込)

 

スペインのカルミーナから届いた今期一押しのセミブローグ。


ラストROBERT(ロベルト)を使用し、立体的で程よいラウンド感。

 

 


底周りは360度のフルウェルト、ダブルソールで程よいボリューム感。

 

ドレスダウンの場合、このボリューム感の加減が決め手。

この程よさが重要なのです。

 

 

 

そしてここからが「遊び」の部分。

人とは違う「個性」を主張し過ぎず、それとなく感じさせてくれるポイント。

個性的なメダリオン。

 

 

レース下から踵に向けて伸びる個性的なパターン。
高い技術力を駆使しつつも、随所で遊び心が垣間見えるカルミーナらしい一足。

 

 

ドレスダウンスタイルに合わせる場合、パンツのシルエット・裾周りは様々。
ストレート、テーパード、ワイド。ワンクッション、ノークッション、九分丈。

ことビジネスシューズとしてのご着用をお考えの場合、

単純にカジュアルテイストの靴を合わせるだけでは、上手くいかない場合がございます。
こちらのお品の場合、品のあるドレス面、程よくカジュアルなシルエットですので、あらゆるパンツに対応可能。

もちろんドレスダウンスタイルに限らず、普段のスーツスタイルにも対応可能、通年で長い期間ご着用頂けます。

 

 

個人的には、こんなベージュのワントーンコーディネートにオレンジを差しこんで、春を楽しみたいです。

 

いろんな角度から見ても、抜群のおさまり加減。

 

 

ドレスダウンスタイル成功の鍵は、
ドレスの精神、トラディショナルな佇まいを内包しながらも、
遊び心が垣間見える足元でまとめ上げる事。
自信を持ってお勧めさせて頂く、今期一押しの一足。

是非お試し下さいませ。

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