Tricker’sの二面性 – Trading Post 良い革靴が見つかるセレクトショップ

京都店

Tricker’sの二面性

ブログをご覧の皆様こんにちは。

京都店の片岡です。

 

気温が30度を越える日も出るなど、夏の到来を予感させる6月。

「ローファーも買ったし、夏の準備万端」という方にもお勧めのこちらのご紹介。

 


Tricker’s 品番:M6896 モデル名:MATLOCK


  • 素材:Scotch Grain
  • 色:Black(上), Espresso(下)
  • 底材:Commando Sole
  • 製法:Goodyear
  • 価格:¥81,000(税込)

 

ご存知Tricker’s。

今年で創業190年、英国を代表する老舗ブランド。

言わずもがなですね。

 

そんなTricker’sの定番と言えばM5633 BourtonやM2508 Maltonが真っ先に挙がりますが、それらと同様にお勧めなのがこのイミテーションキャップトウのM6896 Matlock。

この唯一無二のボリューム。

武骨という表現以外思い浮かばないほど男らしい面構え。

ステッチで表現されたイミテーションキャップトウが遊び心を感じさせるデザインとしてしっかりと機能しています。

 

もちろん質実剛健なカントリー仕様なのですが、外羽根、スコッチグレイン・レザー、コマンドソールの組み合わせはまるでヴィンテージ靴のような雰囲気も漂います。

 

バックスタイルの主張も怠らず。

「男の背中」を思わせるどっしりとした風格。

 

しかし足元に収まると、その武骨な表情は内包しつつも、ラウンドトウがその武骨さを中和し多様な表情が伺えます。

 

英国靴の朴訥としたカントリーテイストを十二分に味わえる事は当然として、履いた時に感じるこの多様性にこそTricker’sの凄さがあると思います。

クラシックでありながら、時折垣間見えるアバンギャルドさ。靴好き、服好きの皆様の心を掴んで離さないのはこういった「履く人の感性をくすぐるところ」ではないかと思うのです。

 

 

靴としてはカントリーのジャンルにはなりますが、洋服との合わせ方にはその多様な表情故、カテゴライズ不要。

今の時期にはデニム、チノ、冬になればコーデュロイ、ツイード、存分に英国然としたカントリーテイストを楽しめますし、アメカジ寄りに軍モノに合わせたり、敢えてスラックスやモードテイストと合わせたり、ショートパンツに合わせてみたり、そのアバンギャルトなテイストを楽しむも良し。

 

 

今季の気分、リラックスしたセットアップ、ワイドシルエットなパンツに合わせてギャップを楽しむのも一つ。

暑くなってきたら上をポロシャツやアロハシャツに着替えても良し。

 

個人的にはそのミリタリーテイストを拾って、ヴィンテージミリタリーと合わすのも面白いと思います。

上はかっちり、下は遊びを効かせて。それでもアベコベな印象にならないのは足元にTricker’sが収まっているから。

靴から始まるコーディネイトをお楽しみ頂けます。

 

 

また履き込む事、磨く事で魅力が増していくのもTricker’sの楽しみの一つ。

人それぞれ、その人のパーソナリティを感じさせるエイジングもお楽しみ頂けます。

 

 

春夏の準備万端という方もまだという方も、定番ブランド・定番品をこの時期に再検討してみてはいかがでしょうか?

皆様のご来店お待ちしております。

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