トレーディングポストのフォーマル・コレクションvol.3 – Trading Post 良い革靴が見つかるセレクトショップ

京都店

トレーディングポストのフォーマル・コレクションvol.3

気候が和らぎ、秋のブライダルシーズンとなりました。

 

店頭でも結婚式を機に靴を新調されるお客さまが増えています。

 

ということで!

 

渋谷店からバトンをつなぎ、第3回目「トレーディングポストのフォーマル・コレクション」は京都店からおすすめの一足をご紹介いたします。

 

 

トレーディングポストのフォーマル・コレクションvol.3

 

 

結婚式におすすめの革靴といえばストレートチップ

 

セレモニーシーンにおいて、内羽根式で黒のストレートチップは基本のデザインと言えるでしょう。

 

また特別な日だけではなく、日常的なローテーションにおいても活用できます。

 

以前に比べると装いのカジュアル化が浸透していますが、大切なのは場面に応じてしっかり使い分ること。

 

そのためにも、ストレートチップは必携のデザインと言えるでしょう。

 

今回京都店からご紹介するストレートチップはこちらのモデルです。

 

 

 

 

英国のクロケット&ジョーンズによるストレートチップの定番モデル、オードリー。

 

やや角ばったつま先が特徴のスマートな一足です。

 

2002年に誕生したラスト337(木型)を使用しており、革新的なシルエットとして注目を集めました。

 

 

クロケット&ジョーンズを代表するストレートチップ、オードリー

 

オードリーは、140年以上の歴史を持つクロケット&ジョーンズのアーカイブにおいて、重要な里程標といえるモデルのひとつです。

 

 

 

 

昨年はオードリーのアニバーサリーモデルが発売されるなど、デビューから20年以上の時を経ても先端にあり続けています。

 

 

モダンブリティッシュの体現、セミスクエアトウ

 

とあるイギリスの靴職人によると、軍需的生産効率の都合上、第二次世界大戦前後からラウンドトウ(丸いつま先)が靴の流通量における大勢を占めているとの事。

 

その話によると丸いほうが作りやすく、戦争による特需でラウンドトウの靴がたくさん出回ったということですね。

 

一方、スクエアな形状は個人の依頼を受けて製作されるビスポーク界隈が中心で、既製靴メーカーも時折サンプリングすることはあったようですが、全体数から見ればわずかだったそうです。

 

モードの世界は別として、長らくラウンドトウが主流であったイギリス靴業界のこうした一面を考えると、00年代のラスト337デビューはモダンブリティッシュの夜明けを告げるものとして注目されたのかもしれません。

 

 

 

 

武骨さを感じさせない流線形にほどよいアクセントのセミスクエアトウ。

 

ラスト337特有の、ラウンドとスクエアの中間的なシルエットです。

 

なんともエレガントな形状ではないでしょうか。

 

 

流行に左右されないスマートなスタイリング

 

一般的には、身体の線をなぞるようにウエストをしぼったジャケットやテーパードシルエットのスラックスの場合、オードリーのように足の形に合わせてシェイプした靴がおすすめです。

 

 

 

 

スマートなシルエットに仕立てられたスーツは、足元もスマートな靴が調和よく収まるというわけです。

 

 

 

 

日本ではラウンドかスクエアどちらを選ぶかについて、流行の観点から論じられることが多いように感じます。

 

丸にしても角にしても極端にデフォルメされたものでない限り、重要なのは全体の調和なので、ドレスシーンにおいてはどちらが古いとか新しいとかではなく、スタイリング次第だと思います。

 

具体的にモダンブリティッシュなテイストでまとめたい場合や、なんとなくスマートでエレガントな雰囲気にしたい場合は、オードリーのようなシルエットの靴がおすすめとなります。

 

 

ついでに。気配り上手な紳士的ディテールあれこれ

 

オードリーのディテールや仕様についての豆知識をいくつか挙げてみたいと思います。

 

半カラス仕上げ

 

 

 

 

レザーソールが2色に塗り分けられているものを半カラスと呼びます。

 

夜会などに出席する際、訪問先の床を汚さないよう接地面以外が黒く塗られた仕様です。

 

現在では実用的な側面ではなく、相手や場所に対する敬意を表すための精神的意味合いとしての側面が名残としてとどめられています。

 

 

角を落としたヒール

 

 

 

 

内股側のヒールのエッジを斜めにカットした仕様です。

 

由来には諸説あるようで、一例としてエスコートしている女性のドレス裾をひっかけないようにするためであったとか。

 

メーカーによってはこの仕様を指す専用の呼称が存在するので、なんとなく切り落としただけではないのです。

 

これらの他にも、クロケット&ジョーンズのハンドグレードコレクションならではのこだわりがまだまだ隠されていますので、是非店頭でお手に取ってご覧いただければと思います。

 

 

140年の歴史が足を包み込む

 

クロケット&ジョーンズは1879年の創業以来、140年以上の歴史を持つメーカーです。

 

自社ブランドの靴だけでなく、ファクトリーとして他ブランドの靴を手掛けてきた実績もあり、様々なリクエストに応えられる懐の深さも魅力です。

 

ラスト337をはじめとするハンドグレードコレクションは、00年代に自社ブランド化の推進剤として開発された経緯もあり、クロケット&ジョーンズの並々ならぬ情熱とこだわりが込められたラインナップとなっています。

 

 

 

 

靴の新調をお考えであれば、一度足入れなさってみてください。

 

数々の言葉よりも説得力のある履き心地をぜひ体感していただきたく思います。

 

 

 

皆さまのご来店お待ちしております。

 

 


CROCKETT&JONES 品番:29447A-C01L3D モデル名:AUDLEY


  • 素材:Aniline Calf
  • 色:Black
  • 底材: Single Leather (Oak Bark)
  • 製法:Goodyear
  • 価格:¥132,000(税込)

 

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次回は大阪店から、おすすめの一足をご紹介いたします。

 

そちらもぜひご覧くださいませ!

 


トレーディングポスト京都店では、当店の商品だけではなく他店でのご購入の商品でも常時修理をお受けしています。

また、お預かりした修理靴は店舗にてメンテナンスをしてお返しいたします。

詳しくは、スタッフまでお問い合わせください。


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