青山本店から大切なお知らせ vol.3 – Trading Post 良い革靴が見つかるセレクトショップ

NEWS

青山本店から大切なお知らせ vol.3

皆さんこんにちは。Trading Post Web Masterです。
ついに6月25日(木)20時を持って今の青山本店はクローズ致します。

 

この地で17年、よくやってきたなと相変わらず一人感慨深いものがある私Web Masterですが…
青山話三回目の今回は、過去青山本店を長年支えてきた同志にインタビューをしてきました。

 

まずは、オープニングスタッフだった小林から。

 

 

—小林さんって青山はどの位いたんだっけ?

 

オープンした時から2009年の9月までだったよ確か。

 

—6年以上いたんだね。最初この店見た時の感想とか覚えてる?

 

奥がオーダースペースになっていたでしょ。
あれが斬新で感動したねぇ。
今までのトレーディングポストと全然違うって思った。

 

 

 

—そうだったね。広い空間の真ん中にガラス&スチール製什器が店内を区切るように置いてあって、店の手前側と奥側で床板の貼り方も変えてあった。
はっきり壁を作って部屋にしているわけではないんだけど、何となくオーダースペースとして空間を設定するという。
棚を区切るシルバーのポールといい、正直ちょっと分かりづらいけど面白いコンセプトだったど思う。

 

オーダーの話が出たけど、この店ではオーダー会を結構やったよね。
一番覚えているのは日本初のCARMINAオーダー会。

 

—ん、あれ日本初だったっけ。

 

そうだよ!準備が大変だった。
当時まだ自分たちも経験浅かったし、どうしようかなって。
壁にスペインをイメージするような写真貼ってみたり。

 

—それは覚えてる、大変だったね。
パエリアの写真とかプリントしたよね(汗)
あれ結局貼ったんだっけ?

 

パエリアは貼らなかったよ、怒られそうだから(笑)
で、オーダー会では俺も靴作ったんだよね。
CARMINAからトニー(ANTONIO ALBALADEJO ゼネラルマネージャーの愛称)が来ていたでしょ。
話の流れで靴を見立ててくれることになったんだよね。

 

—そんなことあったっけ?どんな靴だったの。

 

最初自分が気になる靴を試着していたら、そのラストは合わないからこっちにしろって話になって。
素材も選んでくれて、完全お任せになった。

 

 

—これ、10003(トレーディングポストの大ロングセラー)だよね!?

 

それまで紐靴ばっかり履いていたんだけど、これがきっかけでストラップも好きになった。

 

—そうなの?小林さんといえばイタリアのジップブーツがイメージだけど。

 

確かに!5色持ってた。あの頃はイタリアのロングノーズ流行ってたもんね。
当時青山本店が他のトレーディングポストと違うモダンな雰囲気だったところにイタリア靴がハマってたよね。

 

—そうだね、自分も2色履いてたわ。
そういえば小林さん今日もダブルモンク履いてるね。トニーの影響力恐るべしだ…

 

 

 

 

お話できないような昔話はまだまだ尽きないのですが…
次は我らが村井商品統括に話を聞いてみました。

 

 

—村井さんの青山歴教えて。

 

2013年8月から2017年11月ですね。

 

—2013年てことは、ちょうど例のビリヤード台ができた時だな。
村井さんは青山本店どう見てた?

 

自分はちょうど青山がオープンしたタイミングの2003年入社なので、この店と同い年なんですよ。
青山はディミトリー・ゴメスとかリカルド・ベステッティみたいな弩級ブランドが置いてあってラグジュアリーなイメージでした。
当時銀座や渋谷で働いていましたが、青山が羨ましくて…店に置いてある靴を履いて接客をするのが自分のポリシーなので、これらの靴は履けなかったんですよ。
だから青山に異動した時、真っ先にリカルドを手に入れました。

 

 

—あぁ、たまに履いてるこの靴ね。そんな思い出の靴だったのか。

 

あと青山は場所柄スタイリストとか業界の人が多くて、色んな人と交流できたのがよかった。

 

—みんなよくアポなしでふらっと来るよね(苦笑)

 

それと青山ではオリジナルのプレステージコレクションとかソフィス&ソリッドの新作とか開発してましたよね。
店の作りとか、商品とかイベントとか…
ここは何か新しいことをしたり、新しいものが生まれる場所だと思っています。
店の作りといえば、このユニークなデザインが目にとまったらしく、映画のロケ地にもなりました。

 

—そうだそうだ!あれ村井さんが青山いる時だったよね。

 

店員役で撮影されたんですよ!

 

—…でも映画観たけど村井さんの出てるシーンなかったよ。カットされたな…

 

………

 

 

 

さて、最後は私Web Master。誰もインタビューしてくれませんが、、、

 

 

私は2003年のオープン時から他店舗へも行ったりしつつの、トータル9年半在籍していました。
その9年半でこの青山というかキラー通りがすっかり気に入ってしまいました。
それは…とても静かな場所なんですよね。
人が少ないので商売的にはヒヤヒヤするところでもあるのですけど。
非常に落ち着くのです。
それはきっとお客様も同じだと思います。
これは銀座や渋谷といった繁華街とは大きく違うメリットです。
本当にじっくり靴を見ようと思ったら、こんないい店ないんじゃないかなと。

 

あと夏になると神宮花火ナイターというのがあって、神宮球場から上がる花火がビルの谷間から見えます。
あぁ夏だな〜、あぁもうすぐ仕事終わるな〜と思いながら見ておりました。

 

どうでもいいお話でした。

 

 

 

 

さあ、過去を振り返るのはこの辺で終わりにしましょう。
私たちは新しい店を開けるべく着々と準備を進めております。

 

 

新・青山本店が2020年7月、オープン致します。
次回からはいよいよ新店舗のご紹介です。
どうぞお楽しみに。

 

【合わせて読みたい】

https://tradingpost.jp/admin/topics/tpaoyama_part4/

https://tradingpost.jp/admin/topics/tpaoyama_part2/

Go to top