2020.10.14
FEATURE
新たな定番ORIENTAL
トレーディングポストでは2019年より展開をスタートした「Oriental」
ウエルト式の既成靴でありながら、しなやかなフィット感と極めて上品なデザインにより多くの靴好きを魅了しています。
今回はすでにご存じかもしれませんが「Oriental」の秘密を改めて深掘りしていこうと思います。
CONCEPT
美しくもあり、快適な履き心地の既製靴
「Oriental」は2016年に誕生したジャパンメイドのシューズブランド
生産は奈良県大和郡山市にある株式会社オリエンタルシューズにて一足一足丁寧に行われます。
オリエンタルシューズは長年、様々な海外メーカーやブランドと協業しながらグッドイヤー製法をはじめ、多様なコンストラクションの靴を生産。
その経験から現代の日本人に合うようにアップデートした靴が「Oriental」のブランドとなりました。
美しいシルエットと優しくしっかりフィットする履き心地の靴は、TPのモットーである進化するクラッシックに強く共鳴するものとなりました。
LAST #1216
クラシックラウンドと最新フィッティングの融合
「Oriental」の真骨頂は木型にあります。
TPにてメインで展開しているのがラスト#1216
見た目はクラシカルなラウンドトウ、しかしそのフィッティングは最新の設計。
かつてこのボリューム感の既成靴ならフィットを得るためにレングスを下げ、捨て寸なしで履く、もしくは調整を要することが多々ありました。
#1216は「Oriental」の既存木型と比較しても二の甲から甲を全体的に低く設定することで、トウのボリュームと指回りのスペースは確保しながら的確なフィッティングを実現しました。
もう一つのポイントが踵
単に絞り込んだだけでなくヒールカップ全体で包むようなホールドが「Oriental」の特徴です。
他メーカーに比べても見えない部分も含めトータルに上級素材を用いることで、この価格帯では随一の吸い付くような履き心地を実現しています。
さらには「Oriental」ブランド全般にですが小指に対して点で当たらない外側シェイプが絶妙。
美しさを担保しながら、多くの足型をカバーすることを可能にしました。
既製品において美しさと履き心地の両立は最大のテーマといえます。
現代の日本人に合う既成靴である所以はこうしたきめ細かい木型の設計のもとに成り立っているのです。
MATERIAL
世界中から集めた特選素材
靴の良し悪しを決定するものとして「設計」「製靴技術」「素材」の3つがあります。
「Oriental」は高い次元でそのすべて満たしているのですが、とりわけ素材に対する拘りが凄いです。
大和郡山の工場には世界の名だたるメーカーも羨むような特選素材が多種多様に保管されています。
実はメーカーにとって素材の確保は簡単なことではありません。
料理の世界と同じく一流の素材生産者は取引先を選びます。
その点「Oriental」は長年のオリエンタルシューズとしての取り組みと、現在ブランドをディレクションする松本英智氏の熱意とセンスによってすばらしい素材が集まる環境を実現できているのです。
MODEL
トレーディングポストの定番モデル
- 素材:Box Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyearwelt
- ウィズ:D
- 価格:¥52,800(税込)
- 素材:Box Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyearwelt
- ウィズ:D
- 価格:¥52,800(税込)
- 素材:Burnished Calf
- 色:Brown
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyearwelt
- ウィズ:D
- 価格:¥52,800(税込)
- 素材:Box Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyearwelt
- ウィズ:D
- 価格:¥52,800(税込)
- 素材:Burnished Calf
- 色:Chestnut
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyearwelt
- ウィズ:D
- 価格:¥52,800(税込)
- 素材:Box Calf
- 色:Black
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyearwelt
- ウィズ:D
- 価格:¥52,800(税込)
- 素材:Burnished Calf
- 色:Brown
- 底材:Single Leather
- 製法:Goodyearwelt
- ウィズ:D
- 価格:¥52,800(税込)
創業当時の生産風景
「機能的で美しい靴が足を守り、生活を華やかにする」が創業者・松本常雄氏のモットー
その思いは60年以上経った今でもしっかり継承されているのです。